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Q.内視鏡検査は怖いですか?
Q.内視鏡検査は痛いですか?
Q.最近はエイズなどがはやっていますが大腸内視鏡の消毒は完全なの?
Q.迷入膵とはどんな病気ですか?
Q.逆流性食道炎とリサモールについて(別ウィンドウが開きます)
Q.Helicobacter Pylori(H.pylori :ピロリ菌:Hpと略します)感染胃炎について(別ウィンドウが開きます)

Q.内視鏡検査は怖いですか?
Q.内視鏡検査は痛いですか?

A.胃カメラにせよ、大腸カメラにせよ、体の中にスコープ(カメラ)を入れることに
変わりありませんから、決して愉快で楽しい事をしているとは思いません。
ただ、私自身が内視鏡検査を数回受けた印象では、かるい圧迫感は感じたものの
"不快で2度と受けたくない" といった印象は持ちませんでした。
どうしても検査に対する不安が強いならば、鎮静剤を注射して検査を受けることも可能です。
ただし、このお薬を使った場合は検査後1時間ほど休んでから帰っていただきます。
特に大腸カメラは痛い苦しい検査の代表のように噂されているようです。
人それぞれ検査後の感想はまちまちであると思いますが、頻回に開腹手術を受けている方を
除けば、胃カメラより楽といった声も聞かれます。
検査は、触診打診、X線検査などで不明な場所を明らかにするために行うのですから、
怖がらずに是非検査を受けていただきたいと思っています。

参考までに下の写真は私自身が大学退職直前に受けた内視鏡検査の画像です。
幸い、癌などは見つからず安心して現在の仕事に従事しています。
 上記 2001年初版原稿


 下記 2007年 変更

 でも 私の本音は 
 鎮静剤を使った検査はしたくないんだ。

 ちょっと 最近 腰が引けてきました
 世間様の 医療に対する考え方が この8年でだいぶ変化しました。
 私も 脇を締めてかからないと 大変です

 まず 絶対眠った状態の検査を勧めたくない人は
1.年配の方 → そうです!! 眠ったまま目が覚めなくなったら大変です
       眠っているのか 
 意識失ってぶっ倒れたのか わからなくなってしまいます

 次に 眠った状態の検査を勧めたくないひと

2.普段から 睡眠導入剤や 抗不安薬や 安定剤を 
 しっかり継続服薬している患者さん→ 当然 鎮静剤の効き目が悪くなります
 一杯使わないと 薬が効かない 薬の量が増えれば Riskが増えます。
 検査の前に薬で具合が悪くなっては 元も子もありません

3.昔検査したら辛かったから と おっしゃる患者さん
 先日 昭和40年の検査が大変だったという 患者さんが来られた。
 そうでしょう その当時の内視鏡は太かった。
  でもね 掃除機だった洗濯機だって 毎年新しくなるんです
  内視鏡も どんどん 細く柔らかくなってきました
  (これは 医師の手柄ではなく 間違いなくメーカー側の お手柄です)
  (日本の工業力はやっぱり 世界で トップクラスです)
 家庭内でも10年前の電化製品が 一体 何割あるんでしょう、、、

 検査機器は間違いなく進歩しました
 医者の腕も ちょっとは 進歩しています。

4.ただ不安だから寝かせて と言われたら。
 健康診断を受けたら 再検査といわれてしまった。
 確かに 不安で一杯 「がん だったらどうしよう」ま
 お察しします。 

 でも 1回目の検査は ぜひ お目覚めコースで受けましょう
 お目覚め検査なら カメラを抜いた瞬間に
 「大丈夫 心配ありません!!」 の結論が出るかもしれません
  そんなに心配なら 検査結果を すぐに聞きたいでしょ

 100人検査すれば
 100通りの感想があるでしょう
 辛かった 2度と受けたくない 
 楽だった 思った程辛くなかった
 感想を 聞いた上で 
 もし 私が2回目の検査をするときには
 眠って検査するかどうか 相談しましょう


 ⇒ 2007年より経鼻内視鏡を導入しました。

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Q.最近はエイズなどがはやっていますが大腸内視鏡の消毒は完全なの?
A.当院では患者さんと患者さんの内視鏡検査の間に、強酸性水と高濃度グルタールアルデヒドによる洗浄を行っているので、
検査のためにエイズや肝炎が伝ることはありません。

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Q.迷入膵とはどんな病気ですか?
A.基本的には胃の良性疾患ですので、半年〜1年に一回の内視鏡検査による経過観察をお勧めします。

大学の偉〜い先生など、もしちょっと違っていても大目にみてください。

胃の腫瘍としての迷入膵。
腫瘍と言いますと多くの患者さんは腫瘍=がんと思われてぎょっとするのが実情です。
我々の言葉も悪いのですが、医学上は出来物、腫れ物すべてひっくるめて「腫瘍」です。
腫瘍は良性と悪性がありますが、悪性のものは放置すると、勝手に大きくなり、周辺臓器を圧迫したり、
周辺臓器に浸潤したり、他の臓器へ転移したりするので大変です。
ます腫瘍を理解する上で「上皮」という概念があります。
上皮=表面と考えてみましょう。
つまり、皮膚、唇、口の中の粘膜とずーっと辿れるところが上皮です。ですから胃粘膜も上皮ですし、
大腸の粘膜も上皮です。腫瘍は上皮組織が変化したものと上皮以外の組織が変化した物に2分されます。

腫瘍=上皮性 / または 非上皮性 となります。

上皮の変化した物、上皮以外が変化した物それぞれに悪性と良性の腫瘍があります。

腫瘍 1.上皮由来の悪性の物
   2.上皮由来の良性の物
   3.非上皮由来の悪性の物
   4.非上皮由来の良性の物
都合4つに分類されます。
1の代表としてはやはり 癌 だと思います
2は良く言われる ポリープ などでしょうか
3と4は粘膜の下(内側)に出来る腫瘍なので「粘膜下腫瘍」とも呼ばれています。
3はちょっと珍しくなりますが悪性リンパ腫とか肉腫。
4には様々な種類があります。胃粘膜以外で胃に有る物すべて腫瘍化する可能性があります。
たとえば、筋肉(平滑筋腫)神経(神経鞘腫)、脂肪(脂肪腫)、血管(血管腫)、線維(線維腫)他でしょう。

そしてヒトが胎児の時に起きたちょっとした出来事が迷入膵です。
粘膜下腫瘍=非上皮性良性腫瘍>過誤腫>迷入膵

迷入膵は過誤腫とも呼ばれています。胃の裏側に膵臓が有ります。胎児期に胃と膵臓の組織は別れますが、
膵臓の組織のごく一部が胃の筋肉の層に誤って入り込んだ状態で胃と膵臓が別れてしまうときがあります。
この迷いこんだ膵臓組織を迷入膵(副膵とも言います)と呼んでいます。

大きな潰瘍を作ったり、出血でもしない限り非上皮性良性腫瘍(粘膜下腫瘍)は基本的に放置です。
外科領域では腹腔鏡という胆石の手術に使う内視鏡で切除している施設も有りますが、
まず多くの粘膜下腫瘍は放置し、突然大きくならないかどうか定期的に経過観察するものとお考え下さい。

将来悪性化するか否かははっきりした統計は無かったような気がします。すなわち状況証拠として、、、、
「迷入膵が経過観察中に巨大化し、手術したら悪性に変化していた」
と言う論文を読んだ記憶が有りますので、相当珍しいことと思います。

(論文になる病気はかなり珍しいことが起きた場合に限られると言う医学界マーフィーの法則による)

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