
★沈黙の臓器=肝臓
肝臓は体の中で最も大きい臓器で、色々体制な役目をはたしています。
タンパク質、脂肪、糖質などの合成や分解、各種物質の解毒など、たくさんの作用を営む、化学工場ともいえる臓器なのです。
肝臓は私たちの体になくてはならない重要な臓器です。そのため少々の病気では変化に気が付かないくらい、丈夫にできています。
俗に「沈黙の臓器」と呼ばれ、肝炎のかかりはじめは風邪の症状に似ている程度で、血液検査などで肝障害が発見されおどろくということも少なくありません。
★肝炎の犯人=ウイルス
現在、日本で肝炎ウィルスを持っている人の数は、B型肝炎で約150万人、C型肝炎で200万人以上いると推定されています。
肝臓が悪いというと、昔からアルコールが原因と考えられがちですが、実際には、ウィルスによる肝炎が大半を占め、アルコールのみの肝障害は少ないものです。
C型肝炎ウィルス(HCV)は、1988年に発見されたばかりです。
血中のウィルス量が非常に少ないため、ウィルス自体の検出はやや困難ですが、
C型肝炎の抗体はほぼ完全に検出できるようになりました。
★ インターフェロン(IFN)療法
C型慢性肝炎の治療には、従来の薬剤ではなく、インターフェロン(IFN)が用いられています。
ウィルスに感染した細胞は、ウィルスをやっつけようとしますが、ウィルスに負けて肝炎が慢性化します。
IFNはこの防御作用を活性化させる抗ウィルス薬です。
しかしその治療効果は、患者さんのウイルス量、ウイルスの種別によってかなり差があります。
IFN治療が終わっても、それでC型慢性肝炎が治ったわけではありません。
投与終了後、数ヶ月から一年以上かかって治る例もあります。